Cogent Labs
代表取締役社長CEO

エリック・秀幸・ホワイトウェイ 氏

TIS 
シニアプロデューサー

山岸功昇 氏

TIS×Cogent Labs
高精度なAI OCR技術を活かした協業により
生産性向上に寄与するドキュメント処理を実現

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TISインテックグループでは、ファンドを活用しての投資ではなく、自己資金によるプリンシパル投資としてCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を展開している。TIS-CVCでは、同グループが携わる業界やIT領域で、スタートアップ企業と協業して成長を目指していく。その投資先の1社となるのが、最先端の人工知能(AI)やディープラーニング技術を活用して、AI OCRをはじめとした生産性向上や業務効率化に貢献するソリューションを展開する株式会社Cogent Labsだ。両者の協業はどのようなきっかけでスタートして、どんな強みを発揮し、また両社のコラボレーションによる実現したソリューションとはどのようなものなのか、TISにおいてCVCを指揮する山岸功昇氏と、Cogent Labsの代表取締役社長CEO、エリック・秀幸・ホワイトウェイ氏に話を聞いた。

世界中からエキスパートが集う国際色豊かなスタートアップ

Cogent Labsの展開する事業やサービスそして組織の特徴について教えていただけますか。

エリック氏

当社は、最先端のAIの研究・開発を展開しています。そうして培った技術をベースとして、手書き文書データ化サービスであるAI OCR「Tegaki(テガキ)」をはじめとした、各種AI関連ソリューションを提供しています。多様性に富んだ人材を擁しているのも特徴でして、世界中の20カ国以上から、さまざまな分野のエキスパートが集っています。このため、テクノロジーとテクノロジー、そして日本と海外の間の橋渡しができる国際的なスタートアップとなっています。
当社の最大の強みであるAI/ディープラーニングの世界というのは、日々凄まじい速度で進化を続けています。そのため、常に最先端のテクノロジーを取り入れると同時に、市場ニーズに対して柔軟に対応していくことのできる体制を整えることにも注力しています。

国際色豊かな人材に恵まれているのには、エリック氏の経緯にも理由があると思いますが、その辺りも簡単に紹介いただけますか。

エリック氏

もともとはニューヨークのコロンビア大学でコンピュータサイエンスとオペレーションズリサーチを専攻しましたが、卒業後はモルガン・スタンレーMUFG証券に16年間勤務しました。同社では、リスクトレーディングとアルゴリズムトレーディングを手掛けるとともに、マネージングディレクターとして株式トレーディング本部を率いておりました。そうしたなか、ディープラーニングの進歩とその後の可能性に大いに魅力を感じたため、2014年に当社を設立したのです。

海外での経験も豊富ななか、日本で起業した理由はどこにあるのでしょうか。

エリック氏

一番の理由は、シンプルに日本が大好きだからです。また、日本は、世界でも類を見ない高齢化社会であり人口減少が進んでいます。こうした課題を、テクノロジーを活かすことで解決できれば、労働生産性の向上などで社会問題の解決に貢献できるとともに、ビジネスチャンスにもつながると考えました。

Cogent Labsが提供するプロダクトの概要や特徴についてご紹介ください。

エリック氏

当社が開発し提供するプロダクトは、いずれも労働生産性の向上や業務の効率化に寄与するものとなっています。今の流行りですとDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するソリューションと言えるでしょう。

なかでも代表的なプロダクトであり、これまでのTISさんとの協業で核となっている「Tegaki」は、さまざまな書類をスキャンして取り込むだけで簡単にデータ化して保存ができるAI OCRサービスです。その最大の特徴は、ディープラーニングを活用した独自開発のアルゴリズムにあります。これにより文字認識率99.22%という高い精度での読み込みを実現しており、これまで自動認識が難しかった手書き文字を高速かつ高精度に読み取ることを可能しています。そうして、各種申込書や注文書、アンケート、医療機関での問診票など、多種多様な書類を素早くデータ化できるのです。

また、昨年12月にリリースしたIntelligent Document Processing(IDP)サービス「SmartRead(スマートリード)」は、ドキュメント処理そのものをAIで自動化します。AI OCRサービス「Tegaki」の機能を包含しつつ、最先端のAIを活用して定形・非定形を問わず様々なドキュメントから素早く正確に情報抽出・データ化を行うことができ、仕分けをはじめとしたドキュメント処理を大幅に効率化するサービスとなっています。

文字認識から書類の仕分けへとAI活用を進化

TIS-CVCとしてCogent Labsに投資するに至った理由や経緯などについてお話いただけますか。

山岸 氏

まずはこれまでのエリックさんのお話にもあったように、高い文字認識率のAI OCRのエンジンを持っていることが当社にとっても非常に大きな魅力でした。そのうえ、エリックさんはもちろんのこと、他の方々も含めて安定感がありグローバル展開も可能な経営陣が揃っており、将来的にAI OCRに留まらないビジネス展開も一緒に行えるという期待も強く感じました。
他にも、ビジネスがリカーリングモデルであることや、当社事業部との相性が良いことも大きな決め手となりましたね。

エリック氏

当社としても、TISさんはビジネスパートナーとしてとても素晴らしく、また頼もしいです。コラボレーションもきわめてスムーズで、我々のサービスや、そこに使われる技術が潜在的に秘めている価値を見出す力に秀でていると感じています。

TISが提供する帳票振り分け・読み取りAIサービス「Paperoid(ペーパーロイド)」のAI OCRエンジンにも「Tegaki」が採用されていますね。

山岸 氏

はい、そもそも「Paperoid」は、Cogent Labsさんとのパートナーシップがあればこそ実現できたプロダクトです。そのOCRとしての高い文字認識精度を最大限に活かすことで、帳票類の正確な振り分けや、精度の高い歪み・傾き補正などの機能を実現しています。

エリック氏

最初は文字認識からでしたが、そこにとどまらず、定形・非定型といったビジネスで用いられているあらゆる帳票類から、情報をしっかりと抽出していけるように、AIを用いて技術を進化させてきました。

共に成長し、優れた協業モデルを示したい

これから協業をより加速していくに当たってTISに期待することは何でしょうか

エリック氏

TISさんには、当社の事業運営を決して縛ることなく、“長期的にビジネスを成功させる”という我々のビジョンを株主としてとてもよく理解してもらっています。また、山岸さんは業界に精通しており、視野も広いです。困ったことがあって相談すれば、すぐに支援してくれるのでとにかく有難いですね。こうした良い関係をこれからさらに発展していきましょう、というのが当社の願いです。

山岸 氏

こちらこそよろしくお願いします。コラボレーションの1つ目の成果である「Paperoid」が当社のクライアントに更に活用していただければ、Cogent Labsさんと当社はDXというキーワードのもと共に成長を続けていくことができると確信しています。そしてそれによって、CVCとして投資したことをキッカケに協業が始まり、両社にとって優れた協業モデルになったと言えるようになることを期待しております。

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